単純なクラスの実装を学ぶこと
前回に引き続き、次のPDF論文の一部を紹介します。
C++の学び方
私たちは何か新しいことを始める場合、先輩の経験や作品から心構え、概念、あるいは、「基礎の基礎」を学びます。そして、その指針から出発し、自分自身で経験を積みながら成長していきます。最終的には、後輩の模範となるような結果を残すことが理想です。
本日は、10ページの「A weakness of those ...」で始まる段落から、「Classes, such as vector and string ...」で始まる段落の、合計3つの段落の内容を検討します。これら3つの段落では、次のようなことが強調されています。
・標準ライブラリを学んだ後は、自分の目的に応じて更なる学習を積んでほしい。
・標準ライブラリにはグラフィックス関連クラスやGUI関連クラスなどは含まれていない。
・学習教材となる優れたGUIクラスなどの入手は困難である。
・標準ライブラリを学習した人は、string、vector、listなどの実装方法を学んでもよい。
・これらのクラス実装では、ポインター、キャスト、ヒープ(free store)などのC的概念が使われている。
・これらのクラス実装を難しいと感じた場合、Dateクラスなどのより具体的な型(具象クラス)の実装を学んもよい。
ご覧のように、結論がかなり右往左往し、"これだ!"という方針は打ち出されていません。標準ライブラリをマスターすることは、初心者のレベルを抜け出ることを意味します。このため、その後は、クラスの実装内容(C的な細かな技術概念)を各自の目的に応じて研究することになります。基本的には、クラスの作り方(分析・設計)と実装方法(アルゴリズム)を学ぶ、ということになります。クラスとは何か、という疑問への自分なりの回答も用意する必要があります。この方面に興味のある方は、この連載やこのプログラミング連載などを一読されるとよいでしょう。
標準ライブラリの実装方法を学ぶ教材はインターネット上に多数公開されています。紹介するのは簡単なのですが、ここでは紹介いたしません(豊田孝の厳選リンク)。
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本日は2008-11-22です。